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試験独学のためのテキスト・参考書・問題集のご紹介
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司法試験論文過去問講座〈1〉憲法・刑法
柴田 孝之
法学書院 刊
発売日 2003-12




鋭い切れ味 2004-06-23
誰に責任が所在するのか不明な、大手予備校の過去問解説書と異なり、筆者自ら解説、答案を記した渾身の力作。いま司法試験の受験生に求められている解答、すなわち自ら考え、自分の言葉で表現する姿勢を養うのに、絶好の解説書だと思う。その積極性には感動さえ覚える。また他の構成を検討する際の指摘は鋭敏で、他の論文のおバカさを明確にあぶりだして笑わせてくれる。ただその積極性が裏目に出て、疑問を感じる記述が皆無という訳ではない。例えば平成13年度過去問の「原因において自由な行為」の理論の当てはめなどは、結論を焦るあまり論理の運びに強引さを感じる。故に初学者には手に余る印象がある。もっとも筆者の真意は、他の予備校講師を挑発することにあるかもしれないが。憲法、刑法の合冊であるために、単本の民法の方が説明が丁寧だが、ある意味、画期的な解説書と断言できる。  

大変難しい本 2004-04-15
この本の著者は初学者向けの本を他にたくさん書いているが,この本もそうだと思うと痛い目にあう。この本は法律的な知識は当然にあることが前提になっているので,予備校の入門どころか,論文講座レベルの内容をある程度マスターしていないと読みこなせないと思う。しかし,ある程度勉強をして,過去問などを別に検討したことがある人が読むと,それまで考えたことがない視点や問題点,理由づけなどが提示されていてこれまで腑に落ちなかったことがすっきりすることがある。間違いなく中上級者向けの本。

なかなか 2004-04-01
論文の構成においてはかなり参考になる。あと他の構成にもダメだししてるのも、いいと思います。でも、この人の文章は正直、読みにくかったです。初学者がこれを真似るのはどうなんでしょうか・・・。その点を除けばとてもいい本だと思います。


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