試験独学のためのテキスト・参考書・問題集のご紹介
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伊藤真試験対策講座5 憲法
伊藤 真
弘文堂 刊
発売日 1999-03
今が買いの憲法の教科書 2007-07-04
試験対策講座は大学生や司法試験受験生のために出版されていますが、
この一冊は別格です。
いわば「憲法を学ぶための底力」になる本で、
昔習った憲法がイメージできる方なら、誰もが深く学べる内容だからです。
教師や公務員、警察官の他、一般教養を深めたいビジネスマンにも有効だと思います。
最新刊が出てしまった今だからこそ、わずか数分の一の価格で手に入ります。
試験対策としては古くなれば困るのでしょうが、
一般教養の一冊として考えれば、この安くなった第二版で内容は十分です。
おすすめします。
万人向けの憲法教科書 2007-01-05
憲法に関しては今までLECのC-BOOKを使っていたのだが、今回はじめて本書を読んでまず感じたのは、記述がしっかりしているということである。C-BOOKの場合、箇条書き中心の簡単な説明の後、すぐに「考え方のすじ道」に移り、その後学説・判例の紹介が続くといった構成になっている。いわば、内容の説明と論証パターンの紹介が一体になっているわけである。
一方、本書ではまず冒頭にかなり長い文章で各人権や制度の趣旨・内容をしっかりと説明した後に、論点や判例・学説の紹介に移る、という形式となっている。これはむしろ、予備校本というよりは通常の憲法教科書の内容に論点等の説明を付け加えたものと言った方が近い。予備校本というと、やれ論点主義だのマニュアル答案の弊害だので、特に大学の教授や年配の実務家あたりには評判が悪いようであるが、本書に関してはそういった心配は無用だろう。むしろ憲法の「教科書」としてみた場合、これほど詳しくかつ分かりやすく書かれているものは無いのではないか。
また、著者の伊藤真先生はリベラルな憲法観をお持ちのようで、護憲運動等にも積極的に参加されている方であるが、本書はあくまでも試験対策用ということで、判例・通説中心の記述で独自色は控えめになっている。例えば9条に関しては、試験との関係においては出題頻度が高くないためにあっさりとした説明にとどまっており、他の項目でも特定の意見や思想を押し付けたりする事は無い。
なお、巻末の論証カードはC-BOOKのものと比べると持って回ったような小難しい言い回しが多く、かなり覚えにくい。まあ、はしがきでも自分の言葉で書けるようになれ、と言っているし、その気になれば本文中の説明から用語を抜き出して自分なりの論証パターンを作り出すことも可能なので、参考程度のものと考えればよいだろう。
3回まわしました 2006-08-16
試験対策講座を司法試験対策に使っています。読むたびに新しい発見があります。書籍の後ろに「論証パターン」もついているので、論文対策の段階でも重宝します。他の予備校の本と比べても特によくできていると思います。伊藤塾以外の予備校に通っている人にも「試験対策講座」を使っている人は多いです。
特に、論文試験にそのまま書けそうなやさしい会話口調での説明が、ありがたいです。読んでいて飽きることなく楽しく最後までよめます。
また難しい学説や事案の処理手順を図で説明してくれているのも助かります。
さらに、論点や学説の整理が類書に例を見ないほどきっちりとなされていて、司法試験対策や大学の試験対策、大学院進学対策としても必要十分以上のレベルを維持しています。
ただし、項目立てがあまり強調されておらず、構成を把握しにくいところがあるので、マーカーで「色分け」などをしながら読み込んでいくと、さらに使いやすいテキストになるとおもいます。
さらに詳しい情報はコチラ≫
伊藤 真
弘文堂 刊
発売日 1999-03
今が買いの憲法の教科書 2007-07-04
試験対策講座は大学生や司法試験受験生のために出版されていますが、
この一冊は別格です。
いわば「憲法を学ぶための底力」になる本で、
昔習った憲法がイメージできる方なら、誰もが深く学べる内容だからです。
教師や公務員、警察官の他、一般教養を深めたいビジネスマンにも有効だと思います。
最新刊が出てしまった今だからこそ、わずか数分の一の価格で手に入ります。
試験対策としては古くなれば困るのでしょうが、
一般教養の一冊として考えれば、この安くなった第二版で内容は十分です。
おすすめします。
万人向けの憲法教科書 2007-01-05
憲法に関しては今までLECのC-BOOKを使っていたのだが、今回はじめて本書を読んでまず感じたのは、記述がしっかりしているということである。C-BOOKの場合、箇条書き中心の簡単な説明の後、すぐに「考え方のすじ道」に移り、その後学説・判例の紹介が続くといった構成になっている。いわば、内容の説明と論証パターンの紹介が一体になっているわけである。
一方、本書ではまず冒頭にかなり長い文章で各人権や制度の趣旨・内容をしっかりと説明した後に、論点や判例・学説の紹介に移る、という形式となっている。これはむしろ、予備校本というよりは通常の憲法教科書の内容に論点等の説明を付け加えたものと言った方が近い。予備校本というと、やれ論点主義だのマニュアル答案の弊害だので、特に大学の教授や年配の実務家あたりには評判が悪いようであるが、本書に関してはそういった心配は無用だろう。むしろ憲法の「教科書」としてみた場合、これほど詳しくかつ分かりやすく書かれているものは無いのではないか。
また、著者の伊藤真先生はリベラルな憲法観をお持ちのようで、護憲運動等にも積極的に参加されている方であるが、本書はあくまでも試験対策用ということで、判例・通説中心の記述で独自色は控えめになっている。例えば9条に関しては、試験との関係においては出題頻度が高くないためにあっさりとした説明にとどまっており、他の項目でも特定の意見や思想を押し付けたりする事は無い。
なお、巻末の論証カードはC-BOOKのものと比べると持って回ったような小難しい言い回しが多く、かなり覚えにくい。まあ、はしがきでも自分の言葉で書けるようになれ、と言っているし、その気になれば本文中の説明から用語を抜き出して自分なりの論証パターンを作り出すことも可能なので、参考程度のものと考えればよいだろう。
3回まわしました 2006-08-16
試験対策講座を司法試験対策に使っています。読むたびに新しい発見があります。書籍の後ろに「論証パターン」もついているので、論文対策の段階でも重宝します。他の予備校の本と比べても特によくできていると思います。伊藤塾以外の予備校に通っている人にも「試験対策講座」を使っている人は多いです。
特に、論文試験にそのまま書けそうなやさしい会話口調での説明が、ありがたいです。読んでいて飽きることなく楽しく最後までよめます。
また難しい学説や事案の処理手順を図で説明してくれているのも助かります。
さらに、論点や学説の整理が類書に例を見ないほどきっちりとなされていて、司法試験対策や大学の試験対策、大学院進学対策としても必要十分以上のレベルを維持しています。
ただし、項目立てがあまり強調されておらず、構成を把握しにくいところがあるので、マーカーで「色分け」などをしながら読み込んでいくと、さらに使いやすいテキストになるとおもいます。
さらに詳しい情報はコチラ≫
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